回族は料理が得意!?
回族(フェイ族)は、中国におけるモスリム人口の約半数を占めるといわれている、
中国最大のムスリム民族です。特定の場所を拠点としているわけではなく、
全国に散らばっています。政府の方々の話では、唐の時代に渡来したアラブ系民族と
結婚してイスラム教に改宗した人々の子孫なのだそうです。
なるほど。だから牛肉麺のお店なんですね。
鄭州っ子が大好きな『牛肉麺』
お店の入口に『番台』の様なところがあり、そこに並んで食券を買います。
店内は100名程は入れるメインホールと、10名程度の個室が5個くらい、そこを抜けるとさらに30名位のホールがあって、
そこから折り返してさらに50名分くらい。。休日のお昼でしたがほぼ満席です。すごい人気だ。
スープの味は牛骨スープ独特の濃厚な味。麺は小麦麺の細麺で、『ラーメン』と言ってもOKな感じです。
香草が少し気になりましたが、美味しかったです。
途中、味に飽きたら唐辛子をいれるとさらにコクがでて美味しくいただけます。
また来たいな。
前日合流し、到着早々一緒に泥酔していたM社のK取締役と一緒に、
疲れた胃袋とココロを癒されました。
小麦の一大産地『河南』
河南省の小麦の生産量は『中国一』です。その昔、『中原』と呼ばれた時代から、
黄河による肥沃な大地で、農業生産の中心地でした。
現在でも国家主席など共産党幹部が、年に一度は生産状況を視察に来るなど、
中国全体の食糧需給を占う場所として認識されています。
主食はこの小麦粉を利用した『麺』で、河南省の人々は、
自分たちの『麺』に対して、強いこだわりを持ってします。
そんな河南の人たちがこぞって食べに行く『回族の牛肉麺』。ぜひ鄭州にお越しの際は訪れてみてはいかがでしょうか。